メジャーリーグのロサンゼルス・エンジェルスに所属する大谷翔平選手が開幕以来大活躍です。
今季の通算成績はどちらも2018年5月7日現在で、投手として5試合で3勝1敗・32奪三振、打者として打率3割3分9厘・4本塁打となっています。
日本だけでなくメジャーリーグでも二刀流を成功させて認めさせたというのは本当に素晴らしいですね。
そんな大谷翔平選手の成功を支えたアイテムがあるのをご存知ですか。
今回は、大谷選手が育てた、目標を明確にするアイテムと使い方を紹介したいと思います。
それでは早速見ていきましょう。
目次
大谷選手を育てたアイテムとは
大谷選手が日本でもメジャーリーグでも結果を残す怪物に育ったのは、花巻東高校時代の佐々木監督から与えられた目標達成シートが大きな役割を果たしたと言われています。
目標達成に大きな役割を果たしたシートは、「マンダラート」と呼ばれるものです。
マンダラートは、発想法の一種。紙などに9つのマスを用意し、それを埋めていくという作業ルールを設けることにより、アイデアを整理・外化し、思考を深めていくことができるシートです。
大谷選手のマンダラート
大谷選手は、花巻東高校1年時にマンダラートを作っているのですが、目標を「ドラ1 8球団」つまり8球団からドラフト1位指名を受けることに設定したのです。
また目標を達成するために必要な要素を、「体づくり・コントロール・キレ・メンタル・球速160km/h・人間性・運・変化球」と定義して、個々の目標達成要素についてさらに8つの目標達成要素を設定しながら、目標を達成するために必要だと思われることを、72の具体性のある内容にまで落とし込んだのです。
大谷選手が花巻東高校1年時に作ったマンダラートです。
書いている内容を見ると、投手としての成功をイメージしていることがわかります。
また、人間性や運といった自分だけではどうしようもできないことでも良い方向に持って行こうという意識の高さも伺えます。
高校1年で高い目標を設定した上で、自分を分析して必要な要素を具体的に示すことができていることが本当にすごいことだと感心します。
マンダラートの作り方
マンダラートの作り方ですが、大きい正方形が3×3に9マス並んでいて、それぞれの正方形の中には、3×3の並びで9マスの小さな正方形が入っているのでマスを埋めていきます。
1 目標設定
大きな3×3の中心のマスの中の、最も中央のマスに、今回の目標を書き込みます。
自分のなりたい姿や達成したいことをできるだけ具体的に書いてみてください。
2 必要な要素の抽出
1で目標を書いたマスの周囲の8マスに、大きな目標を達成するために必要な要素(目標達成要素)を書いていきます。
例えば「大会で優勝」という目標を立てたならば、「練習」「体力」「精神力」「食事」「研究」「生活」「運」「技術」「仲間」「準備」などという要素が考えられます。
多くの要素が出てきて8個以上になる場合は、重要度が高いものから選びましょう。
3 必要な要素の掘り下げ
目標を達成するための要素を自分が得るために何をしていけばいいのかを具体的に書き出して整理をします。
例えば優勝できるだけの「体力」という要素を得るために、「毎日何キロ走る」など、生活の中でやること、努力することを書き込みます。
この作業を完成させると、目標を達成するための8個の要素と、その要素を得るための64個のやることがそろいます。
マンダラートのメリット
マンダラートを作るメリットとしては、次のものがあげられます。
- 72の目標達成要素を具体的に示すことができる。
- 目標を階層化できる
- 目標を達成するための構造が一目でわかる
マンダラートで大事なのは、考える過程でアイデアを整理できることで、漠然とした目標や大きな目標であっても掘り下げることによって具体的なものにできるというところに意味があるように感じます。
大谷選手は、日本での二刀流やメジャーリーグでの二刀流を実現するためにそれぞれマンダラートを作成したのでしょうか。
まとめ
今回は、大谷選手の成功を支えた「マンダラート」を紹介しましたが、いかがでしたか。
マンダラートは、目標を達成するための手段を細かなことまで考えることで、思考を整理することができます。
実際に大谷選手という成功例があるので、試してみるのもいいかもしれません。
あなたも今からマンダラートを作って新たな目標にチャレンジしてみませんか。
今日も最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。