みなさんこんにちは、マイルため蔵です。
飛行機の搭乗手続きの手順からして、搭乗手続きを終えた人数と実際の乗客数が合わないというのは考えられないのですが、かなりの件数が発生していたようです。
目次
全日空が定員オーバーで離陸準備
この件の発端になったのは、先月ANAの羽田行き飛行機で乗車定員をオーバーしていたにもかかわらず離陸しようとしたということが発生したためです。
この時は、親子二人連れであるのに誤って一人分の手続きしかされなかったため、余った一人分の座席がキャンセル待ちをしていた乗客に割り当てられたことにより定員オーバーとなりました。
親子は、この飛行機から降ろされ別の便に移ったらしいのですが、この親子が故意にごまかしたとかいう訳ではないのですから、本当に迷惑な話です。
これを受けて国土交通省は、10月11日付けでANAに厳重注意をするとともに搭乗手続きの確認手順を見直すよう指示しています。
この件については、ANAのホームページにも掲載されています。
搭乗手続き数と乗客数が合わなくても離陸?
今回の全日空の件を受け、国土交通省が定期便を運航する国内の航空会社に対して調査を実施しました。
その結果、搭乗手続きをした人数と実際の乗客数が合わないのに機体の扉を閉めたのが、4年半の間に約230件発生しており中にはそのまま離陸したケースもあったそうです。
国土交通省ではこの調査結果を問題視しており、乗客数の確認の徹底を指示するとのことです。
人数の確認は、基本中の基本のように感じますが、これだけの発生件数であることを鑑みると出発を遅らせることもできないのでそのまま離陸したというケースもあるのでしょうね。
セキュリティーは万全なのか
搭乗手続きと乗客数が合わないというのは、搭乗手続きをしたのに搭乗していないというケースや搭乗手続きをしていないのに搭乗しているというケースが考えられます。
前者は、乗客からすれば置いてけぼりを食らうことになるので迷惑な話ですが、後者は、搭乗手続きや保安検査をすり抜けて飛行機に乗り込むことが可能であるとすれば非常に怖い話になってきます。
航空券を持っていない人間がただ乗りするのも良い話ではありません。
それよりもおおげさな話にはなりますが、このように航空会社のセキュリティーチェックが甘ければ、それこそハイジャックに繋がるようなことになりかねないと感じました。
これを防ぐには、人間が行うことにエラーはつきものであることを前提に、システム上でエラーが発生しないようにするなど、抜本的な見直しをする必要があるのではないでしょうか。
まとめ
日本は、これから東京オリンピックの開催などで世界の注目を集めていきます。
それに伴って日本への観光客も増加していくことになるでしょう。
それだけにテロの標的になる可能性が高まっていくことも考えられます。
各航空会社には、利用者のためにもセキュリティチェックをしっかりと行ってもらい、安全な空の旅を提供していただきたいものです。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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