半沢直樹を追い詰める幹事長のモデルは?帝国航空再建に立ちはだかる政権の実力者とは

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帝国航空アイキャッチ

半沢直樹で早くも第7話となりました。

帝国航空編でも相変わらず半沢直樹に対して次から次へとピンチが押し寄せてきます。

政権与党が国土交通大臣の権限を使って航空会社の路線就航を認めず、帝国航空の従業員受け入れを頓挫させる暴挙に出ました。

国土交通大臣の裏で糸を引いているのが、ドラマ内の政権与党「進政党」の箕部幹事長です。

帝国航空編の原作「銀翼のイカロス」は、JAL再生タスクフォースを題材にしていると言われています。

政権与党の幹事長である大物議員の箕部幹事長にもモデルがいるのでしょうか。

今回は、箕部幹事長のモデルについて調べてみました。

進政党の幹事長のモデルは

進政党箕部幹事長

進政党の幹事長「箕部啓治」を演じているのは、俳優の柄本明さんです。

物静かながら相当腹黒い雰囲気を醸し出していて、渋い演技をされているなと思います。

そんな箕部幹事長は、誰かをモデルにしているのでしょうか。

結論から言いますと、進政党の箕部幹事長は、当時の民主党幹事長である「小沢一郎議員」をモデルにしていると考えられます。

ドラマの内容と実際の話を照らし合わせて導いてみます。

半沢直樹の「帝国航空再生タスクフォース」は、「JAL再生タスクフォース」をヒントにしています。

JAL再生タスクフォースが作られたのは2009年9月で、当時の政権与党は民主党でした。

当時、民主党は政権交代を果たしたばかりで、自民党政権の遺物にメスを入れる姿勢を示す施策の一つとして、国土交通大臣の諮問機関である「JAL再生タスクフォース」を立ち上げました。

当時の民主党幹事長は、小沢一郎議員です。

小沢一郎議員は、かつて「豪腕」と呼ばれたほどの政治家で、自民党総裁になれる可能性可能性もあったのでしょうが、自民党を出てからはいろいろな新党にからみ、最終的に民主党の結党や政権交代に大きな役割を果たしました。

半沢直樹のドラマに戻って、ドラマの世界では内閣支持率が低下していることを受け、人気回復の目玉として「帝国航空再生タスクフォース」を立ち上げています。

帝国航空再生タスクフォースを裏で主導していたのが箕部幹事長で、新進気鋭で人気の高い白井議員を国土交通大臣にするよう根回しをしています。

内閣総理大臣に電話一本で国土交通大臣の椅子を用意させるあたりは、かなりの権力者であることがわかります。

さらに匂わせとして、ドラマでの内閣総理大臣は、「的場一郎」という名前になっており、小沢一郎議員の「一郎」を連想させます。

民主党にあたる進政党で影響力が大きく幹事長であった人物であることを考えると、当時民主党の幹事長であった小沢一郎議員がモデルとしてもっとも当てはまるという結論に至りました。

ドラマと現実のモデルを対比

帝国航空編は実際の話をモデルにしたフィクションであることは認識されていると思います。

半沢直樹の帝国航空編では、企業や人物のモデルがどのようになっているか整理してみました。

確定的な資料がなく、あくまで私の推測ということでご理解していただけるとありがたいです。

東京中央銀行 三菱東京UFJ銀行
開発投資銀行 日本政策投資銀行
帝国航空(TAW) 日本航空(JAL)
帝国航空再生タスクフォース JAL再生タスクフォース
進政党 民主党
的場一郎内閣総理大臣 鳩山由紀夫元総理大臣
箕部啓治幹事長 小沢一郎議員
白井亜希子国土交通大臣 前原誠司議員
+蓮舫議員?(イメージ)

おまけとして、従業員の受け入れ先として同じ池井戸潤原作のドラマ「ノーサイドゲーム」に登場した「トキワ自動車」の名前があり、トヨタ自動車を連想させます。

ちなみにJAL再生タスクフォースは、2009年10月にわずか1ヶ月ほどで解散しています。

しかも、1ヶ月でかかった費用は10億円とも言われており、その費用はJALがすべて負担しています。

本来であれば経営を立て直すために無駄な出費を控えたいところであるにもかかわらず、当時の国土交通大臣の私的諮問機関に大金を支払わせたのは、JALを助けるためではなく、当時の政権与党がどさくさに紛れて金儲けをしたのではないかと疑ってしまいます。

「JAL再生タスクフォース」で得をしたのは一体誰だったのか、「帝国航空再生タスクフォース」のような企みがあったのでしょうか。

今後、ドラマでどのような話になっていくのか興味深いです。

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まとめ

今回は、半沢直樹の帝国航空編に登場する進政党「箕部啓治」幹事長のモデルについて調査してみました。

帝国航空編は、当時まったく興味がなかった「JAL再生タスクフォース」がどのようなものであったか改めて知るきっかけをくれました。

現在、JALやANAがコロナ禍で資金繰りが悪化する状況にあり、債権放棄をめぐって争う設定がとてもタイムリーに感じます。

半沢直樹は、悪役が憎たらしく感じ、倍返しを決めてくれることでスッキリできるドラマです。

帝国航空編のラスボスと思われる箕部幹事長が、これからどんな罠を半沢直樹に仕掛けるのか、半沢直樹がどんな「倍返し」をするのか、とても楽しみです。

今日も最後までご覧いただいて、ありがとうございました。

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