2017年11月1日に楽天モバイルに買収されたFREETELが通信事業を譲渡してもうすぐ1ヶ月になろうとしています。
楽天モバイルに譲渡されてはいますが、FREETEL時代とAPNは変わらず、通信速度の改善はあまり見られない状況です。
今回は、大阪マラソン開催といういつもと少し違う状況ですが、楽天モバイル(旧FREETEL)とBIGLOBEモバイルの速度調査を同じ場所で実施したところ、FREETELに改善の兆しが見えました。
FREETELの速度は速くなったのか、BIGLOBEの速度はどれくらいなのか、早速速度調査の結果を見ていきましょう。
目次
大阪マラソンが開催
今日は大阪市内で大阪マラソンが開催されていました。
大阪マラソンの開催日は大規模な交通規制があって、車の通行が禁止されます。
普段は車で一杯の道路がガラガラになる光景が私は好きです。
大阪マラソン開催日の道路状況を紹介します。
近鉄日本橋駅前の道路です。
ランナーが多く走っている時間帯で、人が途切れることなく続いていました。
近鉄日本橋駅前から黒門市場方向です。
休日は車が全車線に並んでいますが、通行止めになっているので1台も車がありません。
大阪マラソン開催日にしか撮れない写真です。
難波高島屋前の交差点です。
この交差点も車でいっぱいになりますが、走れるのはランナーだけです。
先頭集団が走っていたので、ランナーもまばらです。
近鉄難波駅前にある難波交差点です。
御堂筋と交差する交差点で、大阪マラソンではランナーが4方向すべてを通過する場所になります。
難波交差点から近鉄日本橋駅方向になります。
車が通っていないと道路が広く感じますね。
御堂筋の道頓堀橋です。
御堂筋に車が1台も走っていない光景はなかなかありません。
それにしても大阪マラソンの規模は大きいですね、人の波が途切れることなく続いていました。
心斎橋商店街から長堀通りになります。
道路が完全クリアーになっていて、こんなところを車で一度走ってみたいです。
通信速度の測定で移動中に見かけた大阪マラソンの風景でした。
楽天モバイルとBIGLOBEモバイル通信速度の調査環境
今回の通信速度調査で使用した機種と測定方法は次のとおりです。
使用SIM
使用したSIMは、楽天モバイルが旧FREETELの使った分だけ安心プラン、データ専用SIMで、SIMサイズは、Wi-Fiルーターで使うことを予定していたのでmicroSIMで契約しているものと、BIGLOBEモバイルのデータ通信SIMで、SIMサイズはnanoSIMです。
使用機種
スマートフォンは、前回までFREETELから販売されている「Priori4 FTJ162D」でしたが、今回からASUSから販売されている「Zenfone3」に変更しています。
Zenfone3は、SIMスロットが2つあるので、楽天モバイルとBIGLOBEモバイルのSIMを入れて、通信速度の調査のときはそれぞれ切り替えをして速度測定を実施しました。
使用アプリ
通信速度の調査に使用したアプリは、株式会社イードの「RBB SPEED TEST」です。
通信速度の調査方法
前回の調査(2017年11月12日)と同じく、大阪市内の5ヶ所の地点でRBB SPEED TESTを起動して通信速度を測定しました。
アプリでの速度測定は、一発勝負で実施しています。
通信速度の測定結果
それでは、今回の通信速度の調査結果を紹介します。
()内は、前回の調査結果となります。
近鉄日本橋駅
午前9時52分測定
SIM | 楽天モバイル(旧FREETEL) | BIGLOBEモバイル |
ping | 83ms(74ms) | 47ms(77ms) |
下り | 3.07Mbps(4.01Mbps) | 37.85Mbps(41.12Mbps) |
上り | 3.82Mbps(2.80Mbps) | 4.61Mbps(5.97Mbps) |
マラソンランナーや沿道の応援者でかなり人が多い状態でした。
楽天モバイルとBIGLOBEのどちらも前回より下り速度が低下しています。
日本橋オタロード
午前10時2分測定
SIM | 楽天モバイル(旧FREETEL) | BIGLOBEモバイル |
ping | 75ms(70ms) | 47ms(46ms) |
下り | 12.89Mbps(前回2.77Mbps) | 38.70Mbps(24.94Mbps) |
上り | 1.88Mbps(前回1.74Mbps) | 6.69Mbps(4.08Mbps) |
楽天モバイルが12Mbpsを超えました。
これだけの速度が出たのは久しぶりです。
BIGLOBEモバイルも前回よりもいい数値が出ました。
オタロードにある店舗が開店する前で人が少ないということも影響したのかも知れません。
なんばパークス
午前10時12分測定
SIM | 楽天モバイル(旧FREETEL) | BIGLOBEモバイル |
ping | 49ms(72ms) | 48ms(46ms) |
下り | 6.47Mbps(2.83Mbps) | 52.46Mbps(17.70Mbps) |
上り | 3.18Mbps(3.71Mbps) | 3.62Mbps(2.51Mbps) |
楽天モバイルが、下り速度で前回の倍以上の数値になっていて、pingも速くなっています。
BIGLOBEモバイルも下り速度は前回の約3倍の数値が出ています。
前回は午後0時に近い時間帯だったので、同じ場所であっても時間帯が通信速度に影響を与えているような感じがします。
なんばウォーク
午前10時29分測定
SIM | 楽天モバイル(旧FREETEL) | BIGLOBEモバイル |
ping | 69ms(前回70ms) | 51ms(48ms) |
下り | 8.15Mbps(前回1.94Mbps) | 92.29Mbps(94.12Mbps) |
上り | 2.28Mbps(前回1.60Mbps) | 2.77Mbps(4.10Mbps) |
楽天バイルが下りで8Mbps以上の数値を出しています。
BIGLOBEモバイルは、前回に続いて下りが90Mbps以上の数値が出ており、相性がいい場所になっています。
戎橋
午前10時39分測定
SIM | 楽天モバイル(旧FREETEL) | BIGLOBEモバイル |
ping | 87ms(119ms) | 39ms(53ms) |
下り | 7.96Mbps(2.53Mbps) | 42.05Mbps(40.82Mbps) |
上り | 2.85Mbps(3.88Mbps) | 3.62Mbps(2.15Mbps) |
前回調査とほぼ同じ時間帯になりましたが、楽天モバイルの下り速度が、ここでも前回の3倍以上になるほぼ8Mbosという数値を出しました。
BIGLOBEモバイルは、ほぼ前回と同じような速度で安定した結果を出しています。
調査結果のポイント
楽天モバイル(旧FREETEL)
楽天モバイルに通信事業を譲渡してもうすぐ1ヶ月になりますが、下り速度に改善の兆しが見られます。
しばらくは、下りで最高でも5Mbpsに届かないという状況が続いていましたが、今回の調査では10Mbps以上の速度が出た場所もありました。
FREETELから楽天モバイルに変更されて回線品質が上がったのか、契約者が減少したのかわかりませんが、いい傾向にあります。
すべての調査場所で、下り速度が10Mbpsを超えてくれればいいですね。
BIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイルの速度測定は2回目となります。
下りは、すべての場所で30Mbps以上の速度になっており、安定して速い速度が出ています。
これだけの速度が出ていれば、外出先でネットをしたり動画を見るのには十分ではないでしょうか。
ただ今回は、午前中に調査が終わったので、回線が混雑する時間帯の測定は行っていないので、混雑する時間帯でどれくらいの速度が出せるのか確認してみたいところです。
まとめ
今回は、楽天モバイルとBIGLOBEモバイルの速度測定の調査結果を公開しましたが、いかがでしたでしょうか。
楽天モバイルに下り速度改善の兆しが見えているのでよかったです。
それでもBIGLOBEモバイルと比べると、数値的にはかなり遅いので、さらに速度が改善されることを望みます。
BIGLOBEモバイルは、前回調査とほぼ同じような数値だったので、速度が安定している印象を受けます。
格安SIMでもメイン回線として使える速度が出ているので、携帯電話の料金を下げる選択肢にできるのではないでしょうか。
今後も通信速度の測定を続けていこうと考えていますので、格安SIM選びの参考にしていただければありがたいです。
今日も最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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こんにちは、ブロサーでは、お世話になっております。この度は、調査ご苦労様でした。
大変興味深い結果で、思わず記事にのめりこみそうでした。今後、乗り換えとかの参考になられる方には、大変参考になる記事ありがとうございました。
sin様
こちらこそ、いつもお世話になっております。
コメントをいただいてありがとうございます。実際に使って見てはじめてわかることもあるのでお役に立てれば幸いです。
これからもお役に立てる記事を作っていきますのでよろしくお願いいたします。