FREETEL SIMが楽天モバイルになっても通信速度は改善されない？今月で解約！

２０１８年１月１５日にFREETELの通信事業が、楽天モバイルにブランド統合されました。

これまで楽天モバイルに買収されていながらプラン名に「FREETEL」が残っていたのですが、今回の統合でFREETELの名称が無くなります。

今回は、事実上楽天モバイルとなった旧FREETEL SIMの通信速度に改善されたのか、BIGLOBEモバイルとともに調査してみました。

それでは早速調査結果を見てみましょう。

旧FREETELの料金プラン・名称変更

速度調査の前に、今回の統合で旧FREETELの料金プランや名称が変更されたのでまとめてみました。

今までの名称から「FREETEL SIM」を抜いたか「楽天モバイル」に置き換えただけのような感じも受けます。

APNは変わっていないので、旧FREETEL SIMのユーザーがスマートフォンの設定を変更することはありません。

楽天モバイルとBIGLOBEモバイルの通信速度の調査環境

今回の通信速度調査で使用した機種と測定方法は次のとおりです。

通信SIM

使用したSIMですが、楽天モバイルが旧FREETEL SIMの「使った分だけ安心プラン」データ専用で、SIMサイズは、Wi-Fiルーターで使うことを前提に用意したのでmicroSIMです。

もう一つのSIMは、BIGLOBEモバイルの「データ通信SIM」で、SIMサイズは、スマホで使うことを前提にしていたのでnanoSIMとなっています。

使用機種

速度調査に使用するスマートフォンですが、以前はFREETELから販売されている「Priori4 FTJ162D」を使用していましたが、Priori4は年末に私の父親に譲ったのでASUSから販売されている「Zenfone３」に変更しており、Zenfone３での調査はこれで３回目となります。

ちなみに、父親はドコモのガラケーにもかかわらず毎月の携帯料金が９，０００円ぐらい払っていたので楽天モバイルへMNPをしてスーパーホーダイプランにしたところ、毎月の携帯料金が約３分の１になりました。

Zenfone３は、SIMスロットが２つあるので、楽天モバイルとBIGLOBEモバイルのSIMを入れて、通信速度の調査のときはそれぞれ設定で切り替えをして速度調査を実施しました。

使用アプリ

通信速度の調査に使用したアプリですが、前回と同じく株式会社イードの「RBB SPEED TEST」となります。

通信速度の調査方法

前回の調査（２０１８年１月４日）と同じく、大阪市内の５ヶ所の地点でRBB SPEED TESTを起動して、楽天モバイルとBIGLOBEモバイルの通信速度を測定しました。

アプリでの速度測定は、一発勝負で実施しています。

通信速度の測定結果

それでは、今回の通信速度の調査結果を紹介します。

（）内は、前回の調査結果となります。

戎橋

ドン・キホーテ道頓堀店の観覧車「えびすタワー」の営業が復活しました。

高さ７７メートルまで上昇するらしいです。

ドン・キホーテ道頓堀店前にはえびすタワー待ちの行列ができていました。

午前10時56分測定

楽天モバイルは、えびすタワーのように上昇とはいかず、上り下り両方の通信速度が低下しています。

BIGLOBEモバイルは下りが大幅に上昇しています。

なんばウォーク

午前11時56分測定

ドコモショップがすぐ隣にあり、BIGLOBEモバイルで異様に速い通信速度が出る場所です。

楽天モバイルは、下りの通信速度が上昇していますが上りは若干低下しています。

BIGLOBEモバイルは、下りで９０Mbpsを超えているので、かなり速いですが上りはそれほど速度が出ていないのが不思議です。

MVNOのBIGLOBEモバイルでこれほど速度が出るのなら、ドコモだとどれくらいの速度が出るのか一度試してみたいです。

なんばパークス

午後０時8分測定

楽天モバイルは、下りが前回より若干上昇していますが、上りは大幅に低下しました。

BIGLOBEモバイルは、上り下りとも低下しています。

日本橋オタロード

午後0時１６分測定

楽天モバイルは、下りが若干上昇しましたが、上りが大幅に低下しています。

BIGLOBEモバイルは、上り下りとも前回とよく似た数値で、安定した速度が出ています。

近鉄日本橋駅

午後０時2７分測定

楽天モバイルは、下りで若干上昇して、上りが大幅に上昇しています。

BIGLOBEモバイルは、下りが前回より低下していますが、それでもFREETELとは比べものになりません。

楽天モバイルはFREETELユーザーどうするのか

旧FREETEL SIMが楽天モバイルに譲渡され、FREETEL SIMの名称が消えて楽天モバイルブランドに統一されましたが、下り速度は一向に改善される気配はありません。

APNはFREETEL時代から変わっていないので、楽天モバイルが旧FREETELの回線を増強しない限り、下り速度が速くなることはないでしょう。

通信速度の制限がなにもかかっていないデータ通信のはずなのに、同じ楽天モバイルのスーパーホーダイとあまり変わらない通信速度では、利用する価値がありません。

楽天モバイルは、旧FREETEL SIMの音声通信SIM利用者にはスーパーホーダイへの乗り換えを勧めています。

どうやら楽天モバイルはFREETELの会員を取り込むだけ取り込んだものの、回線増強等の対策を取るつもりはなさそうです。

まとめ

今回は、楽天モバイル（旧FREETEL SIM）とBIGLOBEモバイルの通信速度の調査結果を公開しましたが、いかがでしたか。

旧FREETEL SIMの名称が変更されてブランド統合されましたが、結局は名前が変わっただけで速度は改善されていません。

サブ回線は、BIGLOBEモバイルを使えば十分なので旧FREETEL SIMは利用する価値がない速度しかでないので、もう解約することにします。

みなさんも格安SIMを選ぶときは、実際の速度や本当に設備投資をしているのか等、調べてから契約された方が良いですよ。

今日も最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

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