楽天モバイルがMNOとしての通信事業を開始しましたが、現在も格安SIMの運営は続いています。
MVNOの「楽天モバイル」と「BIGLOBEモバイル」の通信速度を測定してみました。
楽天モバイルとBIGLOBEモバイルのどちらの格安SIMの方が実効速度はより速いのか。
早速、調査結果を見ていきましょう。
目次
格安SIMの通信速度測定方法
今回実施した格安SIMの通信速度測定方法は次のとおりです。
使用機種は最新機種の【OPPO Reno A】
通信速度測定に使用した機種は、楽天モバイルが取り扱う最新機種の「OPPO Reno A 128GB」です。
楽天モバイルの機種変更セールで約3.1万円で購入することができました。
デュアルSIM仕様で2枚のSIMが使えるため、1台で2つの通信キャリアを切り替えながら使えます。
コスパがかなりいいことから人気機種になっているようで、一時は在庫切れになっていました。
SIMフリーのため、ドコモ回線のMVNOである楽天モバイルとau回線のMVNOであるBIGLOBEモバイルのどちらも設定するだけで使えました。
Reno Aの基本的なスペックは次のとおりです。
- サイズ 158.4mmx75.4mmx7.8mm
- 重量 約169.5g
- カラー ブルー・ブラック
- OS: ColorOS 6(Android 9ベース)
- CPU: Qualcomm SDM710
- GPU: Adreno 616
- バッテリー: 3600 mAh
- RAM: 6GB
- ストレージ: 128GB
格安SIMの通信キャリアとプラン
- 楽天モバイル スーパーホーダイ プランS
- BIGLOBEモバイル データSIM3ギガプラン タイプA
楽天モバイルはMNOではなく、ドコモ回線のMVNOで、BIGLOBEモバイルはau回線を利用するタイプAです。
月額料金は、楽天モバイルの「スーパーホーダイプランS」が割引を適用されて980円となっており、BIGLOBEモバイルの
「データSIM3ギガプランタイプA」が1,020円となっています。
格安SIMの通信速度測定場所
大阪市内の5箇所で測定しました。
- 近鉄大阪難波駅
- 戎橋グリコ看板前
- なんばパークス
- 日本橋オタロード
- 近鉄日本橋駅
格安SIMの通信速度測定結果
大阪市内の5箇所における通信速度の測定結果を公開します。
いずれも測定は1回で行っており、「ping」「上り速度」「下り速度」を掲載します。
測定箇所の画像は、iPhone11ProMaxの超広角レンズで撮影しています。
格安SIMの近鉄大阪難波駅の通信速度
通信キャリア | PING | 上り速度 | 下り速度 |
---|---|---|---|
楽天モバイル | 37ms | 26.5Mbps | 4.79Mbps |
BIGLOBEモバイル | 46ms | 12.1Mbps | 38.6Mbps |
午前10時13分測定
近鉄の大阪難波駅へと降りる階段のところで測定しました。
地下鉄とのターミナルになっているため、人が多かったです。
楽天モバイルの下りは、4.79Mbpsで、BIGLOBEモバイルは38.6Mbpsと楽天モバイルの約8倍の速度が出ています。
人が多いのにこれだけの速度が出ているのは、素晴らしいですね。
格安SIMの戎橋グリコ看板前の通信速度
通信キャリア | PING | 上り速度 | 下り速度 |
---|---|---|---|
楽天モバイル | 40ms | 13.8Mbps | 2.30Mbps |
BIGLOBEモバイル | 38ms | 27.8Mbps | 16.5Mbps |
午前10時27分測定
観光客が多くて橋の上はグリコの看板をバックに記念写真を撮影する人がいっぱいでした。
楽天モバイルは下り2.3Mbpsという速度でありながら、BIGLOBEモバイルは先ほどの半分ほどとは言え16Mbps以上の速度が出ており、人の多さに影響を受けにくいのかも知れません。
格安SIMのなんばパークスの通信速度
通信キャリア | PING | 上り速度 | 下り速度 |
---|---|---|---|
楽天モバイル | 40ms | 29.5Mbps | 4.73Mbps |
BIGLOBEモバイル | 41ms | 36.8Mbps | 14.5Mbps |
午前10時42分測定
なんばパークス周辺は人はそれほどいませんでした。
楽天モバイルは、下りで戎橋の倍以上の速度が出ているものの、BIGLOBEモバイルは、ここでも14Mbps以上の速度が出ています。
格安SIMの日本橋オタロードの通信速度
通信キャリア | PING | 上り速度 | 下り速度 |
---|---|---|---|
楽天モバイル | 46ms | 5.04Mbps | 4.83Mbps |
BIGLOBEモバイル | 67ms | 15.0Mbps | 30.7Mbps |
午前10時50分測定
午前11時に開店するショップが多いので、人はそれほどいませんでした。
BIGLOBEモバイルの下りは30Mbps以上の速度が出ています。
格安SIMの近鉄日本橋駅の通信速度
通信キャリア | PING | 上り速度 | 下り速度 |
---|---|---|---|
楽天モバイル | 38ms | 45.0Mbps | 4.74Mbps |
BIGLOBEモバイル | 42ms | 39.0Mbps | 24.3Mbps |
午前11時55分測定
オタロードや黒門市場へ向かう人がいますが、それほど混雑はしていませんでした。
楽天モバイルの下りは4.74Mbpsとほかの箇所と同じような速度で、楽天モバイルは20Mbps以上の速度が出ています。
格安SIMの通信速度測定結果から
ネット接続で重要視される下り実効速度の最大値は、楽天モバイルが「4.83Mbps」、BIGLOBEモバイルが「38.6Mbps」となり、BIGLOBEモバイルの圧勝でした。
楽天モバイルは、MNOでありながらドコモのMVNO事業を継続するという業務形態になっています。
ただ下りの接続速度で見てみると、一度も5Mbpsに達しておらず、平日の昼間などではさらに速度が低下することも懸念されます。
一方BIGLOBEモバイルでは、au回線のMVNOが比較的少なくて回線に余裕があるのか、30Mbps以上の速度が出ている箇所もあり、格安SIMとしてはかなり速いように感じます。
auのSIMが使えるルーターを持っているのであれば、データ用のサブ回線としてBIGLOBEモバイルのAプランがおすすめです。
まとめ
今回は、格安SIMである楽天モバイル(MVNO)とBIGLOBEモバイルの通信速度を調査した結果を公開してみましたが、いかがでしたか。
楽天モバイルは、1年目であればスーパーホーダイプランが980円から利用できて、2019年10月からの契約では「最低利用期間」「契約解除料」のどちらもなしになりました。
BIGLOBEモバイルは、データプランが税別1,020円から利用できてau回線を使うタイプであれば快適な速度で通信できます。
ドコモ、au、ソフトバンクの月額料金が高いと感じている方は、格安SIMへの乗り換えも検討してみてはいかがでしょうか。
今日も最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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