携帯電話の料金プランが最近は大きく変わってきました。
楽天モバイルが携帯電話事業に参入することで、MVNOからMNOに転身することを発表しています。
総務省の指導によりスマートフォン本体と携帯電話の料金は別にするよう法律が改正される可能性も出てきました。
MVNOを利用するときに気になるのは、ドコモ、au、ソフトバンクといったMNOから回線の提供を受けているため通信速度があまり出ないことがあります。
料金が安くても使用にあたってストレスがたまるようでは意味がありません。
私は現在メイン回線で「ソフトバンク」、サブ回線で「楽天モバイルのスーパーホーダイ」「BIGLOBEモバイルのデータSIM」を利用しています。
今回は、大阪市内でiPhoneXRを使って楽天モバイルのスーパーホーダイの速度を実測し、Zenfone5を使ってBIGLOBEモバイルの速度を実測してみました。
それでは早速見ていきましょう。
目次
通信速度の実測環境について
今回実施した速度の実測で使ったスマートフォンと実測の方法は次のとおりです。
スマホと通信プラン
速度の実測に使用したスマートフォンと通信キャリアは、次の表のとおりです。
スマートフォン | 通信キャリア | プラン |
---|---|---|
Apple iPhoneXR | 楽天モバイル | スーパーホーダイ プランS |
ASUS Zenfone5 | BIGLOBEモバイル | データSIM 3ギガプラン |
アプリ
速度の実測には、株式会社イードの「RBB SPEED TEST」を使用しました。
実測箇所
大阪市内の5箇所で速度を実測しています。
実測した箇所は計測順に次のとおりとなります。
近鉄日本橋駅
オタロード
なんばパークス
なんばウォーク
戎橋
速度の実測結果と解説
スマートフォン2台を使ってそれぞれの通信キャリアの速度を実測した結果を実測順に公開します。
近鉄日本橋駅
午後1時30分実測
通信キャリア | 楽天モバイル | BIGLOBEモバイル |
---|---|---|
ping | 54ms | 47ms |
下り速度 | 2.61Mbps | 2.00Mbps |
上り速度 | 30.14Mbps | 38.39Mbps |
近鉄日本橋駅の地下から上がった出入口の付近で実測しています。
人混みはそれほどないのですが、楽天モバイル、BIGLOBEモバイルとも2Mbps台と低調な速度になりました。
日本橋オタロード
午後1時38分実測
通信キャリア | 楽天モバイル | BIGLOBEモバイル |
---|---|---|
ping | 45ms | 44ms |
下り速度 | 2.63Mbps | 2.23Mbps |
上り速度 | 21.16Mbps | 37.47Mbps |
日本橋にある電気街で、最近は電気店よりマニアックな店が増えたため「日本橋オタロード」と呼ばれるようになりました。
人通りは割と多く、オタロードでも2Mbps台の速度となりました。
なんばパークス
午後1時50分実測
通信キャリア | 楽天モバイル | BIGLOBEモバイル |
---|---|---|
ping | 54ms | 45ms |
下り速度 | 5.34Mbps | 3.24Mbps |
上り速度 | 17.43Mbps | 12.00Mbps |
なんばパークスは、難波にある商業施設でなんばCITY等と隣接しており買物客が多いです。
人が多かった割に楽天モバイルは5Mbps台の速度が出ており、BIGLOBEモバイルも3Mbps台と先ほどより速度が速くなりました。
なんばウォーク
午後2時5分実測
通信キャリア | 楽天モバイル | BIGLOBEモバイル |
---|---|---|
ping | 51ms | 45ms |
下り速度 | 16.25Mbps | 3.09Mbps |
上り速度 | 25.31Mbps | 15.85Mbps |
すみません、楽天モバイルの実測を確かにしたはずなのですが、計測データが残っていなかったので前回の実測結果を参考に記載しています。
おそらく楽天モバイルは下りが前回と同じくらいの速度で16Mbpsは出ていたと思います。
実測箇所の横にドコモショップがあるため割と速度が速くなるのですが、今回のBIGLOBEモバイルではあまり速度が出ませんでした。
戎橋グリコ看板前
午後2時15分実測
通信キャリア | 楽天モバイル | BIGLOBEモバイル |
---|---|---|
ping | 61ms | 40ms |
下り速度 | 5.32Mbps | 1.82Mbps |
上り速度 | 26.49Mbps | 27.93Mbps |
戎橋は道頓堀川にかかるグリコの看板でおなじみの大阪を代表する観光名所です。
人通りの多さは一番ですが、楽天モバイルは5Mbps台の速度を出して健闘していますが、BIGLOBEモバイルは1Mbps台に速度が下がりました。
速度の実測結果について
楽天場モバイルやBIGLOBEモバイルの速度は昨年から実測していますが、全体的な印象として昨年より速度が遅くなっているような気がします。
MVNOに割り当てられる回線は限られているので、楽天モバイルやBIGLOBEモバイルの契約数が増えてきても回線が増強されないということがあるのかも知れません。
総務省の方針では、今後もMVNOの契約を増やしていくということですが、快適に使えるだけの回線を確保することも必要となります。
実用上は問題なく使えそうですが、状況によっては動画が快適に見れなくなる可能性があります。
まとめ
今回は、大阪市内でiPhoneXRを使って楽天モバイルのスーパーホーダイの速度を実測し、Zenfone5を使ってBIGLOBEモバイルの速度を実測した結果を公開しましたが、いかがでしたか。
楽天モバイルのスーパーホーダイは、高速データ通信の容量を使い切っても1Mbpsで使えることを売りにしていますが、高速データ通信が2Mbpsぐらいではメイン回線として使うにはどうでしょうか。
BIGLOBEモバイルのデータ通信も実測するたびに速度が低下しているので気になります。
実測に使用したスマートフォンが変わった影響なのか、契約数の増加に回線が対応できていないのかわかりませんが、以前ほどの速度が出ていないのは確かです。
今後も総務省の方針でスマートフォン本体と通信料金を分離させることが必須になると、少しでも安い料金で使えるMVNOへ流れる可能性が高くなります。
MVNOの契約者が多すぎて十分な速度が出ないということがないようにしてもらいたいものです。
今日も最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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