シャープ株式会社は、同社の公式ツイッターアカウントの一つである「シャープ製品」を削除することを11日に発表しました。
シャープ製品のアカウントで、6月27日に任天堂が10月に発売する「ニンテンドークラシックミニスーパーファミリーコンピュータ」に収録される予定のゲームソフトに値付けをするツイートをしたことが発端です。
どのようなことがあったのか見ていきましょう。
目次
シャープ製品アカウントの位置づけ
シャープ製品は、シャープ株式会社の公式ツイッターアカウントの一つです。
アカウントの説明文には、「シャープ製品の関連情報を扱うアカウント。シャープな話題には反応しフォロワーさんと一緒に楽しんでいきたいアカウントです。」などと書かれており、社員の方がつぶやいていたようです。
このアカウントは2010年に開設され、フォロワー数は4万9千人を超えています。
問題となったツイート
今回、問題となったツイートは、任天堂の新商品にシャープに反応しフォロワーさんと一緒に楽しむためにつぶやいたものと考えられます。
ニンテンドークラシックミニスーパーファミリーコンピュータに収録される予定のゲームソフトに値段がつけられています。
ツイートには「私の思い出を価値に換算していくと」と書いてあるので、ゲームソフトに対する思い入れを基に値段を決めたのでしょうか。
このツイートに対して、他社の製品をおとしめるという批判が多数寄せられました。
公私の別をわきまえないツイートの問題
今回のツイートがあくまで個人のアカウントであったのならば、これほど問題にはならなかったでしょう。
個人の価値観は人それそれであり、人によって違うことは当たり前のことです。
今回は、シャープ株式会社の公式アカウントで、他社製品の値段設定に結果として苦言を呈するようなツイートをしたことが問題とされたのではないでしょうか。
ツイッターは情報発信の手段として、様々な企業で公式アカウントを開設していて、キャンペーンの告知やイベントなどに利用しています。
今やツイッターはある意味で企業の顔と言っても過言ではないでしょう。
今回問題となったツイートは、任天堂が今度発売する新機種に入っているゲームソフトには4,600円分の価値しかないとシャープが表明したように受け取られます。
公式アカウントであるにもかかわらず、くだけ過ぎた表現となってしまったのでしょう。
今は個人でもツイッターやインスタグラムなどを使って、全世界へ気軽に情報発信をすることができますが、個人であっても公になることもあるので気をつけることが大切だと感じます。
アカウントを削除で解決になるのか
シャープ株式会社は、今回の問題で謝罪文を掲載するとともにシャープ製品情報の運営を停止してアカウントを削除することを発表しています。
しかし、アカウントを削除しても今回の問題は根本的な解決にはならないのではないでしょうか。
炎上したアカウントを削除するという考え方は、臭いものに蓋、トカゲの尻尾切りという安易な方法で収束を図ろうとしているのではないかと感じます。
公式アカウントを運営する上で、今回の問題では何がいけなかったのか、どうすれば再発しないのかということを説明することが一つのけじめではないでしょうか。
私としては、安易にアカウントを削除するのではなく、今回の問題に対して真摯に向き合って解決した上でアカウントを継続してもらいたかったです。
まとめ
今日の記事はあくまで私個人の意見であり、シャープ株式会社に何かを求めるというものではありません。
公式アカウントという影響力があるものをどのように運営するかというものは難しいものがあるのでしょう。
私もブログという情報を発信している以上、発信したものについて責任があるということを改めて感じました。
今日も最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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